2008年6月3日

モリタ、後部ハッチ仕様の新「消救車」発表

モリタ(本社:大阪市生野区・東京都港区)は、消防ポンプ自動車と救急自動車の機能を併せ持った消防救急自動車「消救車」の新モデルを開発したと発表しました。

2002年(平成14年)7月に発表されたコンセプトカーや、2005年(平成17年)1月に第1号が松戸市消防局(千葉県)に納入された従来モデルでは車両側面にあった傷病人搬入口を後部に移すことで、交通量が多い場合や狭い道路での活動時の安全性が向上しました。

また、患者室は室内高1.75m、幅1.67mを確保、運転席とのウォークスルーも実現しているほか、防振ベッドを採用するなど救急機能を充実させています。

消防ポンプ自動車としての機能も、従来モデルと同様、毎分2000リットル以上(A-2級)の放水能力を確保、吸水口や中継口、吐水口も車両の両側面に備えています。

新モデルは、2008年(平成20年)6月5日から8日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「東京国際消防防災展2008」で展示されます。

(注:本エントリー執筆時点では、プレスリリースには松戸市消防局への納入時期が2006年(平成18年)1月と記載されていますが、実際の納入は2005年(平成17年)1月です)

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