2012年3月28日

『検定協会だより』平成24年3月 第375号

巻頭のことば 東日本大震災から一年 ~安全・安心なまちづくりを目指して 千葉市消防局長 安川光雄

東日本大震災への対応や消防救急無線の広域化、消防指令センター共同運用などについて。

東京消防庁管内における政令対象物の火災状況(その2)

消防法施行令別表第一に掲げられている防火対象物で2010年(平成22年)中に発生した火災について。

防火対象物の建物から出火し、避難行動があった火災は462件で、3分の2に当たる308件が共同住宅や住宅、複合用途の住宅部分で発生しました。避難上の支障があった火災は43件あり、火災に気付くのが遅かったり報知がなかった、報知時期が遅れた、廊下が火煙で使用できなかったなどの理由によるものが多くなっています。

火災事例として、焼き肉店の無煙ガスロースターから出火、点検・清掃の不備から防火ダンパーや自動消火装置の作動不良につながった火災と、防火管理者の選任や自衛消防訓練の実施がされていなかったホテルの火災について掲載されています。

ISO/TC21/SC6/WG7国際会議報告

2011年(平成23年)9月にアメリカ・シカゴで開催された、ISO/TC21/SC6/WG7(消防器具専門委員会/泡・粉末の消火剤及び泡・粉末の消火剤を使用する消火設備分科会/圧縮空気泡消火装置作業部会)会議について。

屈折放水塔車等の鑑定細則の一部改正について

安全基準等の適用基準に係る試験方法の明確化や品質管理に関する規定の整備などを盛り込んだ「屈折放水車等の鑑定細則」の一部改正を行い、2011年12月1日から施行しました。

FMアプルーバルズ視察

消防設備などの認証業務を行っているFM Approvalsの業務の概要や試験施設などについて。

台湾いろいろ

2011年11月にアジア防火検査協議会(AFIC)総会が開催された台湾の様子。AFIC総会の概要は前号に掲載されています。

一般公開のお知らせ

日本消防検定協会と消防大学校消防研究センター、消防科学総合センターでは、科学技術週間の一環として、2012年(平成24年)4月20日に一般公開を行います。

随想 消防防災に想う(第36回) ~ISO/TC21について(その11)~

ISO/TC21/SC6(消防器具専門委員会/泡・粉末の消火剤及び泡・粉末の消火剤を使用する固定式消火設備分科会。なお、2011年9月から固定式以外の消火設備もSC6で扱うことになっています)について。各WG(作業部会)の概要や泡消火薬剤の規格策定を巡る議論などが掲載されています。

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