2007年7月3日

沖縄:豊見城市消防本部 人員も予算も慢性不足

豊見城市消防本部(沖縄県)で、慢性的な人員不足による無理な勤務体制などが問題になっています。

豊見城市議会の一般質問に対する消防長や人事課長の答弁などから、勤務体制が労働基準法違反に当たるとして那覇労働基準監督署から改善を求められているほか、牽引免許を持つ職員がいないために救助用ボートを使用できない状態となっていた上、水難救助についての規定が定められていないなどの問題が明らかになっています。

また、2008年(平成20年)春に開通予定となっている豊見城東道路の豊見城トンネルでの火災に対応できない可能性があるとの指摘もあります。化学消防車は導入から26年たっており、化学消火薬剤の交換もできていない状況です。防火衣も旧式のコート型で、高熱となるトンネル火災時の内部進入が難しいとのこと。セパレート型の防火衣や大型空気ボンベの購入を求める現場の声も予算不足を理由に実現していません。

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