国土交通省は、Xバンドマルチパラメーター(MP)レーダーの整備や技術開発を促進し、ゲリラ豪雨などの局地的な大雨や集中豪雨への対策を強化します。
XバンドMPレーダーは、従来のCバンドレーダーよりも高い精度で降水や雲の動きを観測できるほか、三次元的に雨粒の形成過程を観測することが可能で、風向を把握できるドップラー観測や二重偏波により雨粒形状を捉える機能も持ちます。2009年度(平成21年度)中に関東と中部、近畿、北陸にXバンドMPレーダー11基を整備するほか、2009年度補正予算で中国、四国への設置を進めます。
また、産学官が連携して技術研究開発を進めるため「XバンドMPレーダに関する技術開発コンソーシアム(仮称)」を発足させます。さらに、2009年度から始まった「河川技術研究開発制度」を活用し、コンソーシアムの研究に対する財政支援を行うことで技術開発の促進を図ります。
関連リンク
- 報道発表資料:XバンドMPレーダの整備、降雨・洪水予測の高度化等の技術研究開発により、局地的な大雨や集中豪雨対策を推進します(国土交通省)
- XバンドMPレーダーに関する技術開発コンソーシアムについて(国土交通省)
- 河川技術研究開発公募(国土交通省)
- CommonMP(河川技術研究開発制度公募で、開発するプログラムの稼動プラットフォームとしてCommonMPを指定)
0 件のコメント:
コメントを投稿