総務省消防庁の「救急業務におけるトリアージに関する検討会」が報告書を取りまとめました。
救急要請の増加に伴う需給ギャップの改善を図り、救命率を向上させるための方策として、119番通報受信時に行う緊急度・重症度の選別(コール・トリアージ)についての専門的検討を行ってきたものです。
報告書では、試行されたコール・トリアージ・プロトコルの精度や改善点などの検討が行われている一方で、指令員の訓練や救急隊の運用、住民との合意形成など、導入に必要な事項については単に問題の存在を指摘する程度にとどまっています。
関連リンク
- 報道発表:「救急業務におけるトリアージに関する検討会」報告書の公表 [PDF]
- 「救急業務におけるトリアージに関する検討会」報告書のポイント [PDF]
- 救急業務におけるトリアージに関する検討会報告書 [PDF]
- 第1章 本検討会に課せられた課題 [PDF]
- 第2章 わが国における救急に関するトリアージの現状 [PDF]
- 第3章 コール・トリアージ・プロトコル作成にあたっての基本的考え方 [PDF]
- 第4章 コール・トリアージの検証結果とその問題点 [PDF]
- (1)判断の適確性 ――――「赤」と「赤以外」について
- (2)判断の適確性 ――――「黄」と「緑」について
- (3)判断の迅速性
- (4)プロトコルの対象範囲―――「緑」以前の事案について
- 第5章 今後に残された課題とその方向性 [PDF]
- (1)トリアージ・プロトコルの改善に向けた課題
- 1)「赤」と「赤以外」の選別にあたってのアンダートリアージの克服
- 2)「緑」に選別されるべき事案の拡大の可能性の検討
- (2)救急事案に該当しないもののトリアージへの取込の検討
- (3)判断時間を短くすることのさらなる検討
- (4)トリアージ・プロトコルの運用にあたっての指令員の能力向上
- (5)トリアージに伴う救急隊の運用にあたっての論点整理
- (6)住民の合意形成に向けた課題
- (7)トリアージに伴う法的責任に係る論点の整理
- (8)供給力の増強と受入医療体制の整備
- (1)トリアージ・プロトコルの改善に向けた課題
- 第6章 まとめ [PDF]
- 検討会の開催状況/救急業務におけるトリアージに関する検討会 委員/救急業務におけるトリアージに関する検討会 設置要綱 [PDF]
- 補論1 救急車と正義 [PDF]
- 補論2 トリアージ・プロトコルの策定方針について [PDF]
- 報道資料:「救急需要対策に関する検討会」報告書の公表 [PDF](総務省消防庁)
- 救急需要対策に関する検討会報告書のポイント [PDF]
- 救急需要対策に関する検討会報告書 [PDF]
- 「救急業務高度化推進検討会」報告書の公表 [PDF](総務省消防庁)
- 救急業務高度化推進検討会報告書 [PDF]
- 口頭指導に関する実施基準の制定及び救急業務実施基準の一部改正について(総務省消防庁)
- 救急搬送における重症度・緊急度判断基準作成委員会報告書 [PDF](救急振興財団)
- 第26期救急業務懇話会答申概要(東京消防庁)
- 横浜市救急業務委員会第11次報告 [PDF](横浜市救急業務委員会)
0 件のコメント:
コメントを投稿