総務省消防庁は、ホテルや旅館などを対象とした、消防法や建築基準法の防火関係規定に適合していることを表示できる制度の案を公表し、意見を募集しています。
2012年(平成24年)5月に広島県福山市のホテルで発生した火災を受けて設けられた検討部会では、2003年(平成15年)9月まで実施されていた「旧適マーク」を基本とした制度の導入を提言していました。公表された案では、収容人員30人以上かつ階数3以上のホテル、旅館などを対象とし、旧適マーク制度で立入検査等による消防職員の業務負担が大きかったことを踏まえて申請により審査を行うことなどを盛り込んでいます。また、ホームページ等でマークを表示することもできるとしました。
なお、一定以上の規模の特定防火対象物で実施されている「防火対象物定期点検報告制度」による表示は現行通りとするほか、定期点検報告制度の対象とならないホテルや旅館に対する「自主点検報告制度」は廃止するとしています。
意見は2013年(平成25年)8月29日(必着)まで受け付けます。
(2013/08/02:電子政府の総合窓口に掲載された意見募集情報へのリンクを追加しました)
関連リンク
- ホテル・旅館等に対する新たな表示制度(案)に対する意見募集 [PDF](総務省消防庁)
- 「ホテル火災対策検討部会報告書」の公表 [PDF](総務省消防庁)
- ホテル・旅館等に対する新たな表示制度(案)に対する意見募集(電子政府の総合窓口e-Gov[イーガブ])
0 件のコメント:
コメントを投稿