約1000トンの水が入ったバッグを、タグボートで曳航して輸送する試験が成功しました。
水資源機構(さいたま市)と日本郵船子会社のMTI(東京都千代田区)が行ったもので、2007年(平成19年)10月22日に新宮港(和歌山県新宮市)を出港、翌23日に富岡港(徳島県阿南市)に到着しました。
到着後に行われた簡易検査の結果、電気伝導度が若干上昇していたものの水道水と同程度で、他には問題点はありませんでした。水の一部は阿南市内の企業2社に工業用水として供給されたほか、詳細な水質検査が行われる予定です。
3月に行った最初の試験では、バッグが損傷して海水が混入したことから、保護材や空気抜き管を追加するなどの改良を加えました。
関連リンク
- 飲料水1000トン、海上輸送成功 災害・渇水対策、実用化にめど(徳島新聞)
- 水輸送用バッグによる海上水輸送試験(第2回)の実施について [PDF](水資源機構)
- 水輸送用バッグへの海水混入に関する調査結果について [PDF](水資源機構)
- 水輸送用バッグによる海上水輸送試験に関するお知らせ [PDF](水資源機構)
- MTI
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