総務省消防庁は、電気自動車用の急速充電設備の対象火気設備への追加や消防用設備の非常電源としてリチウムイオン蓄電池を使うものの基準、パッケージ型自動消火設備に使用する中継装置の基準などを盛り込んだ総務省令の改正案などを公表して意見を募集しています。
電気自動車用の急速充電設備について、現在は総務省令による対象火気設備の一つである「変電設備」としたうえで設備の特性に応じて基準の一部を適用しないなどの取扱いがされています。一方で、電気自動車用の急速充電設備の普及が見込まれ、火災予防上必要な安全対策を全国的に統一した基準を定める必要があるとして、対象火気設備として新たに「急速充電設備」を追加して位置や構造、管理に関する基準を定めます。
消防用設備の非常電源としてリチウムイオン蓄電池を使うものについては充電方式や定格電圧、容量を表示するなどの基準を設けます。パッケージ型自動消火設備への中継装置の導入では、省配線化による設置工事や保守点検の簡素化が可能になります。
意見募集は2012年(平成24年)2月23日まで(必着)となっています。
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