国土交通省は、住友林業が東京都内で施工中の木造住宅に、大臣認定を受けた準耐火構造と異なる仕様で間仕切り壁を施工する建築基準法違反があったことを公表し、同社が建築した3,524件について特定行政庁に調査を依頼しています。
国土交通省によると、住友林業から間仕切り壁の施工が仕様に適合しない可能性があるとの報告を受けて特定行政庁に調査を依頼したところ、東京都内の1件で認定仕様と異なる施工が確認されたとのことです。住友林業では、今回の事例を2012年(平成24年)6月に国土交通省が指摘した他社の事例と同様のものとしたうえで、すでに実際に施工された構造で指定性能評価機関の評価を受けて安全性を確認しているとして、現施工法で大臣認定を受ける方針です。
国土交通省では、住友林業に対して相談窓口の設置などを指示、再発防止策の提出を求めるほか、「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」に相談窓口を設けて対応することにしています。
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