2012年8月1日

救急搬送状況のリアルタイム共有システム導入 岐阜県

岐阜県は、救急隊員がタブレット端末で医療機関の搬送状況などを確認可能な「救急搬送状況共有システム(Emergency Transport Information System:ETIS(エティス))」の運用を開始しました。

これまで岐阜県では、各医療機関が応需情報を「広域災害・救急医療情報システム」に入力していましたが、情報の更新が1日2回となっているためリアルタイム性に欠けることが課題でした。ETISでは、応需情報のほかに救急隊が搬送結果情報を入力することで、救急隊や医療機関がリアルタイムに近い情報を確認できるようになります。また、タブレット端末のGPSで取得した位置情報から現在地に近い医療機関を検索することも可能となっているほか、病気や医薬品に関する情報を検索したり、現場や傷病者の写真を撮影して送信する、マニュアルなどを電子化して参照できるようにするといった活用方法も検討しています。

NTTデータが愛知県向けに構築した従来型携帯電話(フィーチャーフォン)から利用するシステムをもとにAndroidタブレット用としたもので、スクロールせずに使える画面構成や、電波状況が悪い場合でも直近の照会結果を確認できるなどの特長を持たせています。

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