2007年7月6日

AED、救急隊現着前の使用で心拍再開率7倍に

バイスタンダーがAED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)を使用して処置を行った事例の4割で、救急隊の到着前に心拍が再開していたことがわかりました。

東京消防庁の調査によると、2006年(平成18年)中に一般市民の前で心肺停止となっていた傷病者は3107人で、AEDによる処置を受けたのは41人のうち17人(41.5%)は医療機関への搬送前に心拍が再開しました。AEDによる処置やCPR(CardioPulmonary Resuscitation:心肺蘇生法)をまったく受けなかった傷病者2193人の心拍再開率は6.4%(141人)でAED使用事例の約1/7、AEDが使用されなかった873人では1割程度でした。

一方、厚生労働省は、AED使用事例では医療従事者が居合わせていることが多いとしており、非従事者への浸透が課題となっています。

(バイスタンダーに医療従事者がいた事例といなかった事例を切り分けて検討したほうが良いかもしれません)

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