総務省消防庁は、危険物の規制に関する規則などの改正案を取りまとめました。2007年(平成19年)8月20日(必着)まで意見を募集しています。 改正案の概要は以下のとおりとなっています。
セルフスタンドの安全対策を強化
静電気火災の防止と、吹きこぼれ事故による被害の極小化を図ります。
- 給油ノズルの構造について、握りの部分を導電性のものとするなど静電気が除去できるものとすることを義務付けます。
- 危険物が吹きこぼれた場合に顧客に危険物が飛散しないよう、給油ノズルにスプラッシュガードを設けるなどの措置をすることを義務付けます。
2007年(平成19年)10月1日から施行します。なお、既設の給油ノズルについては、2007年11月30日までは改正前の技術基準を適用するものとします。
甲種危険物取扱者試験の受験資格を見直し
一定の要件を満たす専門学校の卒業者や単位取得者、4種類以上の乙種危険物取扱者免状保有者等に受験資格を認めます。
2008年(平成20年)4月1日から施行します。
運搬容器の基準の見直し
フレキシブルコンテナで運搬が可能な危険物の範囲を第三石油類の一部(引火点が130℃以上のもの)と第四石油類、動植物油類に拡大します。
2007年(平成19年)10月1日から施行します。
関連リンク
- セルフ給油に関する注意事項(総務省消防庁)
- 報道資料:セルフスタンドにおける給油時の安全対策 [PDF](総務省消防庁)
- セルフスタンドにおける給油時の安全確保に関する検討会報告書 [PDF](総務省消防庁)
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