適切な避難行動の知識の有無が、緊急地震速報の有効性を左右することが分かりました。
静岡大学の村越真教授と小山真人教授などが行った研究で明らかになったもので、2007年(平成19年)10月25日の日本地震学会2007年秋季大会で発表されました。
机やダンボールでできた棚などを置いた起震車に一人ずつ被験者を入れ、震度7相当の揺れを起こして行動を5段階評価しました。適切な避難知識がある被験者に、9秒前に緊急地震速報を流した場合、死亡と判定されるDまたはEの評価だったのは22人中12人(54.5%)だったのに対して、避難知識のない被験者2名は、速報について説明した上で同様に流してもDまたはEの評価でした。
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