2008年1月29日

4事業所に総務省消防庁消防団協力事業所表示証を交付

総務省消防庁は、「総務省消防庁消防団協力事業所表示証」(ゴールドマーク)を4事業所に交付しました。

交付が決定された事業所は、消防団員を多数雇用し、災害出動時の処遇について積極的に配慮しているほか、事業所の資機材を消防団に提供するなど、地域防災に貢献しています。対象の事業所は以下のとおりです。

株式会社秩父富士(埼玉県小鹿野町)
役員や幹部社員に消防団幹部経験者が多く、消防団員を多数雇用しています。タンク車を所有しているほか、事業所内の放送設備で災害発生を知らせる体制をとり、消防団員に対して時間単位の休暇取得や勤務時間の変更を認めています。さらに、町との間で自衛消防隊の出動に関する協定を締結しています。
日本精蝋株式会社徳山工場(山口県周南市)
消防団の編成時に社員が寄与できるよう努めているほか、消防団員として出動した場合に、出勤したものとみなす就業規則の規定を適用しています。また、近隣での火災に自衛消防隊が出動する態勢をとっています。
電気化学工業株式会社青海工場(新潟県糸魚川市)
化学車2台を所有し、事業所内や地域の災害に備えています。消防団活動を公用休暇として、災害時の迅速な出動を可能としているほか、大きな災害では自衛消防隊も出動させるなどしています。
医療法人医和基会(福岡県北九州市)
消防団活動のために特別の規則を設け、勤務の免除や特別休暇を定めています。また、45歳程度以下の男性を消防団員に推薦したり、勤続表彰などの支援も行っています。勤務中の災害出動率は69%強となっています。

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