2011年4月12日

横河電機製の振動式密度検出器、防爆構造規格不適合

横河電機(東京都武蔵野市)が製造した防爆仕様の振動式密度検出器の一部に、労働安全衛生法に基づいて定められた防爆構造電気機械器具の規格を満たしていないものがあったことがわかりました。

2004年(平成16年)2月から2011年(平成23年)3月にかけて製造した防爆形振動式密度検出器「VD6DF」で、検出器のボディと端子箱を結合するボルト穴の径を誤って設計したため、ボルトと穴の隙間が最大0.35mmとなり、電気機械器具防爆構造規格で定められた0.15mm以下を満たしていませんでした。

横河電機によると、自社と第三者機関による再評価試験の結果、耐圧防爆構造の破損や火炎逸走が起こらないことは確認されているとのことです。

厚生労働省は、該当製品の回収・改善を求める機械等措置命令書を発出したほか、横河電機が2010年(平成22年)にも型式検定申請の不備による問題があったことから、社内教育の徹底や部門間の連絡調整体制の見直し、検査基準の明確化などの再発防止対策を検討したうえで結果を報告するよう求める通知も出されています。

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