2011年4月14日

平成22年「救急安心センターおおさか」概況を公表

大阪市消防局は、大阪府内からの救急医療相談を受け付ける「救急安心センターおおさか」の2010年(平成22年)中の概況を取りまとめ、公表しました。

2010年中の着信件数は約17万6千件で、内訳は医療機関案内が約9万5千件(着信件数の54%)、医療相談が約6万2千件(35%)となっています。間違い電話やいたずら、苦情など目的外の着信は約1万6千件(17%)ありました。

救急車の出場が必要と判断されて実際に救急搬送を行った事案のうち、入院が必要な中等症以上で緊急手術などを行った結果、3週間以内に退院できた奏効件数は101件ありました。また、大阪市消防局管内で救急車が出場した1,898件のうち、約3割にあたる572件が中等症以上でした。なお、大阪市消防局の2009年(平成21年)中の救急搬送人員全体に占める中等症以上の割合は38%となっています。

救急安心センターおおさかは、2009年10月に大阪市単独の事業として「大阪市救急安心センター」の名称で始まりました。対象地域は2010年4月から大阪府内の16市に、2010年12月からは総務省消防庁のモデル事業として大阪府全域に拡大、モデル事業が終了した2011年度(平成23年度)も継続されています。

(中等症以上の割合が搬送人員全体で見た場合と大差ない点は、コールトリアージの難しさといった観点で分析する必要があるかもしれません)

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