2009年7月7日

三菱ふそうの大型車などに燃料漏れから火災の恐れ

三菱ふそうトラック・バスは、2006年(平成18年)6月から2008年(平成20年)8月にかけて製造した大型トラック「スーパーグレート」と大型バス「エアロエース」に、燃料の混じったエンジンオイルが漏れて火災に至る恐れがあるとしてリコールを届け出ました。

燃料供給ポンプの加工が不適切なため、ポンプ内部に亀裂が発生して燃料が漏れ、エンジンオイルに混入する恐れがあります。燃料の混じったオイルが吸気管からシリンダー内に吸入されて、エンジン回転が上昇したり停止、始動不能となる可能性があるほか、最悪の場合、燃料の混じったエンジンオイルが漏れて火災に至る恐れがあるとのことです。同社が2008年12月と2009年(平成21年)6月に届け出たリコールについて、新たな原因が判明したとして対象車両を追加して届け出たものです。

また、産業車両製造のTCM(東京都港区)が製造したロータリー除雪車と大型フォークリフト、海上コンテナ荷役用車両「リーチスタッカー」計18台と加藤製作所(東京都品川区)が製造したラフテレーンクレーン23台、日本除雪機製作所(札幌市手稲区)が製造した除雪車4台にも同じ不具合があるとして3社がリコールを届け出ています。

各社では、ユーザーに連絡を取った上で燃料供給ポンプを良品と交換することにしています。

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