総務省消防庁の「救助技術の高度化等検討委員会」が報告書を取りまとめ、公表しました。
水難事故における救助活動は、二次災害の危険が高いことなどから検討を進めてきたものです。報告書では、新たに河川などの流水域での救助活動についての基礎知識や装備、活動要領と流水現場の特徴などをとりまとめています。
障害物の下流側にできる「エディー」と呼ばれる逆流する渦では流れが弱まり、要救助者を救出する際の誘導に適していることや、ローヘッドダム(人工の低いダム)などによる水流の落ち込みには巻き込まれやすく、落ち込んだ水が上昇する流れには多量の空気が混入して救命胴衣の浮力が失われるといった内容のほか、流水救助用に浮力を大きくした救命胴衣などの装備や、活動時の部隊配置などが盛り込まれています。
関連リンク
- 報道資料:「水難事故における救助活動について」の報告書の公表 [PDF](総務省消防庁)
- 平成18年度救助技術の高度化等検討委員会報告書 水難事故における救助活動について(総務省消防庁)
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