2008年11月8日

自動車用ホイールや灰皿で火災のおそれ

国民生活センターは、乗用車用のアルミホイールや灰皿の一部に火災につながる恐れがあるとして注意を呼びかけています。

周囲のものや灰皿自体が焦げるなどした事例を受けてテストを行った結果わかったものです。

アルミホイールでは、凹面鏡のような鏡面仕上げになっているホイールに日光が当たることで収れん火災を起こす可能性があります。テストでは新聞紙の束が焦げたり、新聞紙をつめたゴミ袋から火が出るなどすることが確認されました。

灰皿は、近年自動車の灰皿がオプション装備となることが多くなっていることから、ドリンクホルダーなどに取り付けるタイプの製品が増えています。このような製品の中には、ふたを閉め忘れた場合に吸殻が燃えると変形したり、穴が開いたりするものがあります。変形するなどした製品は、耐熱性の低いABSやポリカーボネイトを使用していたり、樹脂の厚さが薄いなどの特徴がありました。また、布製のドリンクホルダーに灰皿を設置すると、放熱が悪くなり変形などの度合いが大きくなるとのことです。

国民生活センターでは、収れん火災を防ぐため、危険のあるホイールを装着した車の周囲に可燃物を置かない、灰皿を使うときは確実に吸殻を消火し、使用後は必ずふたをするなどの注意を消費者に呼びかけるほか、業界団体に改善を求めています。

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