日本消防協会は、2008年(平成20年)の消防団に関する統計を公表しました。
協会では、毎年10月1日現在で消防団や団員数などの調査を実施しており、2008年10月1日現在のデータが取りまとめられています。
消防団の数は前年比96団減の2,361団となっています。市町村合併が進んだことなどから全国的に減少の傾向が続いていましたが、合併に伴う消防団統合の動きが落ち着いてきたこともあり、2007年(平成19年)以降は減少のペースが落ちてきています。
団員数は前年から4,001人減の89万1,293人で、初めて90万人を割った2007年からさらに減少しています。一方で減った人数や減少率は2005年(平成17年)の1万1,299人、1.23%をピークに下降してきているほか、東京都では前年比578人増の2万4,457人となるなど、消防団員確保のための取組による成果も現れています。大阪府も、2005年7月に発足した大阪市消防局の災害活動支援隊(愛称:フェニックスファイター)が機能別消防団として集計に加えられたことなどから585名増の1万352人となっています。
女性消防団員は前年比で1,183人増えて1万7,224人となり、5年前の2003年(平成15年)と比較すると4,401人(34.3%)の大きな伸びとなっています。
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