宮城県は、実施していた消防広域化推進計画(案)への意見募集の結果を取りまとめ、意見に対する考え方と合わせて公表、意見などを踏まえ正式な推進計画を策定しました。
策定された計画は、現在12ある消防本部を南北と中央の3本部に統合する内容です。県南ブロックは、すでに県南サミットによる交流のある名取市と岩沼市、仙南地域、亘理地区の組み合わせで、広域化が実現した場合の管轄人口は約35万5000人となります。県中ブロックは仙台市と黒川地域、塩釜地区となり、管轄人口は3ブロックで最も多い約130万2000人です。仙台市と塩釜地区は仙塩地区、黒川地域と塩釜地区は宮黒地区として広域行政の枠組みに組み込まれてきました。県南と県中のブロックは国が示している2012年度(平成24年度)の広域化を目標とし、遅くとも2015年度(平成27年度)には完了するとしています。
県北ブロックには、県の地方機関再編基本方針の県北ブロックと県東ブロックを統合した登米市と栗原市、大崎地域、石巻地区、気仙沼地域が含まれています。このブロックでは市町村合併後の新たな地域づくりや消防庁舎の建設、署所の適正配置などの消防防災体制整備が進められている最中であることから、広域化実現の目標年次を2015年としました。
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