シグナルOSホームページに、US&R(Urban Search and Rescue:都市型捜索救助)カリフォルニア・タスクフォース3(メンローパーク消防局)の「レスキューシステム2」研修レポートが掲載されています。
ロープレスキューや重量物を人力や救助資機材、建築資材だけで持ち上げたり移動する手法などのほか、倒壊の危険がある建物などを安定化させるショアリングについても触れられています。ショアリングについては、耐火造の建築物が主流となっている海外で発達した技術のため、木造建物の火災についてはほとんど研究されていないほか、支柱などにも主に木材を使うことを指摘し、火災現場に適したショアリング技術の構築が殉職者や負傷者を防ぐために有効と痛感したとのことです。
レスキューシステムそのものについても、ホームセンターで購入できる道具を使った方法などは自主防災組織向けに適していることや、中小規模の消防本部が限られた予算で実施できる利点があるとしています。
FEMA(連邦緊急事態管理庁)では全米の消防機関などに28のタスクフォースを編成していて、国内外の災害で救助活動に従事しているほか、全米の消防機関や海外からの研修を受け入れています。
0 件のコメント:
コメントを投稿