三重県は、東日本大震災の教訓を踏まえ、緊急かつ重点的に取り組むべき対策を盛り込んだ「三重県緊急地震対策行動計画」を策定しました。
計画は地震と津波に「備えるとともに、まず逃げる」を基本方針としています。策定に先立って行った東海・東南海・南海の連動によるマグニチュード9.0の地震を想定した津波浸水予測調査をもとに、浸水被害が予想される地域の避難計画やハザードマップの作製、更新や、避難に適した施設の設置基準策定、津波避難標識の設置促進などを進めるとしました。また、東日本大震災では避難誘導や防潮扉閉鎖などに従事中の防災関係者が犠牲となった例が多かったことから、津波到達時間内での対応・行動ルールの周知徹底を盛り込み、防潮扉の自動化なども中長期的な対策として示しています。県庁舎などの重要施設や学校、住宅の耐震化のための取り組みも進めるほか、避難所の運営や備蓄食料の不足、栄養の偏りといった課題への対策も検討するとしています。
裏表紙には、県民向けの「緊急行動計画チェックリスト」と、防災情報の入手先として県が開設している防災情報ホームページ「防災みえ.jp」のURLが掲載されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿