2013年7月22日

『検定協会だより』平成25年7月 第391号

巻頭のことば

のびのびシティ さいたま市
~豊かな自然、安心して住める環境とともに、発展、進化していく都市~

さいたま市消防局長の小島晴夫氏による消防局の取り組みの紹介。

住警器特集

住警器の設置効果・維持管理等の調査研究の概要(その2)

住宅用火災警報器の設置義務化などによる普及を踏まえた、住警器設置の有無による住宅火災による負傷者や物的被害の低減効果についての分析と、設置効果の分析に有効な評価要素についてまとめられています。

消防研究センター情報

太陽光発電システムを設置した住宅火災における消防活動について

太陽光発電システムが設置されている住宅での火災事例や消防活動時に感電した事例の紹介と、活動時の注意点について。

装置自体の危険性として、太陽光発電システムは一般的な電気製品と同様の火災リスクがあることや、消火活動時にモジュール(太陽電池のパネル。太陽光発電システムでは複数のモジュールを組み合わせてアレイを構成する)を破壊するときに短絡回路が形成されてアーク放電を起こす恐れがある、モジュールは光が当たっていれば発電するため取り外した後は裏返しにするなど遮光が必要になると指摘しています。

消防活動上は、直接モジュールや機器に触れなくても水に濡れた断熱材や建物の金属部分から感電した事例や夜間でも炎の光を受けて発電することなどを挙げたほか、モジュールは裏側のバックシートや封止材が燃えやすく構造上消火が難しいともしたうえで、活動を開始するまでに太陽光発電システムの有無を把握する必要があるとして、接続箱やパワーコンディショナーの開閉器を切るなどの対応や、積算電力量計が複数設置されている場合は太陽光発電システムの設置を想定することを求めています。

協会情報

平成24年度の鑑定・認定・受託試験等を振り返って

平成24年度(2012年度)中の鑑定・認定・受託試験等の件数についてまとめられています。

平成24年度の検定協会決算概要について

平成24年度決算と重点事項の実施状況がまとめられています。

おしらせ

第13回レスキューロボットコンテストへの出展について

2013年(平成25年)8月に神戸市で開催される「第13回レスキューロボットコンテスト」にブースを出展します。

有効期限を経過した受託評価品目

型式評価等を受けてから5年の有効期限を経過し、更新手続きのされなかった品目が掲載されています。

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