2013年7月18日

三菱ふそうの大型車、ブレーキが過熱し火災の恐れ

三菱ふそうトラック・バスは、2009年(平成21年)から2013年(平成25年)にかけて製造した大型車3車種に、エアブレーキの不具合からブレーキが過熱して火災に至る恐れがあるとして国土交通省にリコールを届け出ました。

対象となるのは大型トラック「ふそうスーパーグレート」と大型バス「エアロエース」、「エアロクィーン」、三菱ふそうトラック・バスからOEM供給を受けたUDトラックスの大型バス「スペースウィングA」で、エアライン(空気配管)を保護するためのセーフティバルブのエア排出量不足からエアラインが高圧になる恐れがある車両が6,430台、マルチプロテクションバルブ(空気漏れなどを起こしたエアライン以外の経路を遮断して他のエアラインを保護するバルブ)内に使われているゴム部が劣化してエアラインの減圧不良が起こる恐れのある車両が370台あるとのことです。

いずれも、エアラインが通常より高圧になることでASR(アンチスピンレギュレーター:車輪の空転を検出して一時的にブレーキをかけたりエンジン出力を制御する機能)バルブが誤作動してブレーキがかかったままの状態となり過熱し、最悪の場合火災に至る恐れがあります。

(2013/07/19:UDトラックスが三菱ふそうトラック・バスからOEM供給を受けて販売した「スペースウィングA」についての情報を追記しました)

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