2012年7月20日

照明器具の事故、発煙・発火にも注意を

製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全センターは、2007年(平成19年)から2011年(平成23年)までの5年間に通知を受けた照明器具による事故について取りまとめました。

通知された事故は492件あり、主に製品の設計・製造や表示が原因だったと考えられる191件を除くと、現象別では経年劣化による絶縁不良で破損・発火したものが45件(全体の9.1%)と最も多く、可燃物との接触による発煙・発火(11件、同2.2%)、施工時に断熱材で覆ってしまったために出火(6件、同1.2%)などの事故も起きています。他にも、定格を上回る白熱電球を取り付けてしまったり、対応していない電源周波数の蛍光灯器具を使用するなどの誤使用による異常発熱のほか、蛍光灯器具に取り付けるタイプのLEDランプで、器具の改造が必要なランプを未改造の機器に使用するなど適合しない製品を取り付けたために事故となった事例がありました。

NITEでは、照明器具を使っていて異常がある場合はすぐに使用を中止してメーカーなどに相談することや、取扱説明書を確認して正しく取付・使用することなどを呼びかけています。

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