胸痛を伴わない心筋梗塞の発症や死亡は女性の方が男性よりも多く、年齢が下がるほどその差が大きくなるとする研究が2012年(平成24年)2月22日発行の米国医師会雑誌に掲載されました。
ワトソンクリニック(米フロリダ州レイクランド)のJhon G. Canto博士らによるもので、データベースに登録されている1994年(平成6年)から2006年(平成18年)に心筋梗塞を発症した約114万人の患者について調べました。胸痛を伴わずに心筋梗塞を発症した患者の割合は、女性が42.0%と男性の30.7%を上回り、年代が低いほど割合の差が大きくなりました。また、55歳未満の女性では院内死亡率も同年代の男性を上回ったとしています。
関連リンク
- Association of Age and Sex With Myocardial Infarction Symptom Presentation and In-Hospital Mortality(米国医師会雑誌。英語)
- Author Insights Younger Women Hospitalized for Heart Attack More Likely to Die Than Their Male Counterparts(news@JAMA)
- Younger Women Have Symptoms Other Than Chest Pain and An Increased Risk of Dying After Heart Attack
- Heart attack symptoms 'differ in women'(BBC News)
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