救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)などが進めている、先進交通事故自動通報(AACN: Advanced Automatic Collision Notification)システムを活用してドクターヘリを迅速に出動させる研究について、JA共済が運営している「ちいきのきずな」が動画で紹介しています。
事故の衝撃を検知して自動通報するシステムはすでに一部の車種で装備されていますが、乗っている人のけがの程度を高い精度で予測することはできませんでした。また、事故が発生してからドクターヘリの要請・出動までにかかる時間も課題となっています。AACNでは、車載センサーやシートベルト装着の有無といった情報を解析して重症度を6段階で判定することができ、GPSによる事故現場の位置情報などと合わせて自動通報を受けたオペレーションセンターから、消防とドクターヘリの出動を要請することで初期治療開始までの時間を大幅に短縮することが期待されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿