2012年(平成24年)1月23日から2月17日までスイス・ジュネーブで開催された世界無線通信会議(WRC-12)で、漂流物や津波などを観測する海洋レーダーに周波数を分配することが決まりました。
WRC-12では、3MHzから50MHzの帯域で海洋レーダー用を運用するための無線標定業務への周波数分配が議題の一つとなっていて、日本からは分配に適する周波数として24MHz~24.89MHzなど14の帯域が提案されていました。会合では、日本が提案した周波数帯域から24.45MHz~24.6MHz(150kHz幅)など合計で約600kHz幅の帯域を無線標定業務に分配することが決まりました。
海洋レーダーは波の高さや海流、大きな漂流物などを観測するため1970年代に登場し、日本でも十数か所で実験用として情報通信研究機構や大学、海上保安庁などが運用しています。
関連リンク
- 国際電気通信連合(ITU)2012年世界無線通信会議(WRC-12)の結果(総務省)
- 2012年世界無線通信会議(WRC-12)の各議題に対する我が国の考え方に係る意見募集(総務省)
- 2012年世界無線通信会議(WRC-12)の各議題に対する我が国の考え方に係る意見募集の結果(総務省)
- World Radiocommunication Conference sets future course - 153 countries sign treaty governing spectrum and satellite orbits(国際電気通信連合。英語)
- Natural disasters and climate monitoring(ITU NEWS。英語)
0 件のコメント:
コメントを投稿