2007年1月23日

北海道北見市ガス中毒事故続報/地方公共団体における総合的な危機管理体制の整備に関する検討会(ほか9件)

北海道北見市ガス中毒事故続報

原子力安全・保安院は、北海道北見市で発生したガス中毒事故を受けて、一酸化炭素を含むガスを供給している16事業者に緊急点検を指示しました。

また、日本ガス協会に対して経済産業大臣名で安全確保を求める指示をしています。

関連リンク

「地方公共団体における総合的な危機管理体制の整備に関する検討会(第4回)」(平成19年1月10日)配付資料

総務省消防庁の「地方公共団体における総合的な危機管理体制の整備に関する検討会」で配布された資料が公開されています。

都道府県と政令指定都市、道府県庁所在地、特別区(全119団体)に対して行った「地方公共団体における総合的な危機管理体制についての調査」では、都道府県の90%近くに危機管理専門幹部が配置されている一方、市と特別区では60%に満たず、規模の小さい自治体ほど危機管理部門の整備が進んでいない現状が示されています。また、約7割の自治体が危機管理組織に改善の余地があるとしているものの、組織の今後の方向性としては8割以上が現状維持と回答するなどの問題も見受けられます。

実際の事案への対応では、住民や報道機関への情報提供や現地からの情報収集、組織内や関係機関との情報伝達など、「情報」に関係する部分に課題があるとした自治体が多い傾向です。

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    うだつは、火災の延焼を防ぐために屋根の両端を高くした防火壁のことで、設置に費用のかかるうだつのある家は裕福だったことから「うだつが上がらない」の語源になっていると紹介しています。

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    つがる市の市議会議員選挙期間中だった2007年(平成19年)1月15日、選挙運動のため市内の住宅地を走っていた車が火災を発見、運動員の機転で初期消火に成功しました。

    ワタナベ工業「電気カーペット(無償交換)」

    ワタナベ工業が製造した電気カーペットの一部に、ごくまれに発煙・発火する恐れがあります。

    該当製品は「電気ミニマット」WHC-45Gの一部。同社では、使用の中止を呼びかけるとともに無償で交換に応じるとのことです。

    関連:大切なお知らせ ワタナベ「電気ミニマット」ご愛用のお客様へ [PDF]

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