国土交通省は、地震によるエスカレーターの落下や吊り天井の脱落を防ぐための技術基準原案をとりまとめて公表し、意見を募集しています。
東日本大震災ではエスカレーターが落下したり吊り天井が脱落する被害が多く発生したことを受けて検討を進めていたものです。エスカレーターの落下防止対策としては、地震による層間変位(上階と下階の間のずれ)に対して十分な「かかり代」を設けたりワイヤーロープで脱落時のバックアップ措置を講じるなどを基準化し、吊り天井については床からの高さが6メートル以上で面積が200平方メートル以上を基準の対象として、標準的な「仕様ルート」と高度な構造計算などを行って耐震性を検証する「計算ルート」、「特殊検証ルート」を設定する内容となっています。
意見は2012年(平成24年)9月15日まで受け付けます。
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