『週刊医学界新聞』に、支援者のこころのケアをテーマとして開催された日本看護管理学会例会の概要が掲載されています。
被災地に派遣する支援者の適性としては、心身ともに健康でスキルやマネジメント能力を持っていることが挙げられたほか、禁煙と禁酒も求められるとしています。被災地に向かう前後の休息も必要とし、都立松沢病院の橋本節子看護部長は、支援から戻った後1~2日の休暇を取ってから職場復帰させたとのことです。
支援者は緊張していて、「いつもと違う援助の姿勢」や「気負い」につながるとの指摘や、待機要員の存在がボランティアの第一の意義であり「暇であることを気にやまない」とのアドバイスもありました。心身の休養や家族、友人とのきずなや交流を大事にする、プラスの対処行動を工夫するなど6項目の「ストレス対処のためのセルフケア」を冷蔵庫に貼っておくことが有効であることや、被災地に行かず職場の業務を維持したスタッフへのねぎらいと感謝の意を示すことの重要性も指摘されました。
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