IHIは、東京消防庁から消防署に設置するリチウムイオン蓄電システムを受注したと発表しました。
受注したのは、都内の33消防署に設置される蓄電システム電源装置83台で、仕様は単相3線200V、5kVA、8.4kWhで、深夜などに充電を行い需要の高い時間帯に放電するピークシフト機能と3時間程度の供給が可能な無瞬停の非常時蓄電池機能を備えています。また、安全性の観点から入札仕様で求められた、高温になるなど温度変化があっても化学反応の起きない「オリビン型構造リン酸鉄リチウム電池」となっています。入札には4社が参加し、IHIが約4億2千万円で落札しました。納期は2012年(平成24年)3月となっています。
IHIでは、2009年(平成21年)に米A123 Systemsと共同事業契約を締結してリチウムイオン電池事業に参入、2011年11月にはA123 Systemsの第三者割当増資とライセンス契約などを締結して事業拡大を図っています。
関連リンク
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