2008年12月4日

近畿でドクターヘリの広域運航拡大へ

近畿地方で運用されているドクターヘリの広域運航が進みそうです。

大阪府は、2008年(平成20年)1月から運用を始めたドクターヘリについて、奈良県との共同運航とし、和歌山県ドクターヘリとも相互に出動協定を締結する方針です。また、和歌山県は、2008年8月から防災ヘリによるドクターヘリ運航を始めた徳島県との間でも同様の協定を締結に向けた検討を進めています。

大阪府のドクターヘリは、年間約300件を見込んでいた出動件数が10月までで48件にとどまっています。一方、奈良県と三重県もカバーする和歌山県のドクターヘリは年間400件近い出動があり、要請が重なって対応できない場合も多いことから、広域的な運航でドクターヘリの効率的な活用を目指します。

関西地方の10府県と4政令市などが設立を目指している関西広域連合の骨格案にドクターヘリの効率的な運航が盛り込まれていることもあり、今後広域運航の拡大が見込まれます。

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