気象庁は、2008年(平成20年)の台風について取りまとめ発表しました。
2008年中(数値はいずれも12月19日現在)の台風の発生数は22個で、平年の26.7個を下回りました。台風の発生が多い7月から10月の発生数が12個(平年値18.5個)にとどまったほか、平年値では8.3個の台風が発生している北緯20度以南、東経140度以東での発生が1個となっています。
日本への台風上陸がなかったのは2000年(平成12年)以来で、1951年(昭和26年)に統計を取り始めてから4回目です。日本に接近した台風は9個(平年値10.8個)でした。台風の発生自体が少なかったことや、太平洋高気圧が平年より日本の南や西に張り出したため、東シナ海や中国大陸に向かう台風が多かったことが要因として挙げられています。
5月から実施された予報円の縮小については、予報円の半径が2007年と比較して15~20%小さくなり、おおむね70%の割合で台風の中心が予報円に入る、想定どおりの結果になったとしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿