2008年12月31日

国土交通省、建築物の防災対策状況を公表

国土交通省は、建築物の吹付けアスベストや窓ガラス、外壁などの落下対策についての調査結果を取りまとめ公表しました。

2008年(平成20年)8月30日から9月5日の建築物防災週間にあわせて調査を行ったもので、吹付けアスベストやアスベスト含有吹付けロックウールが露出して吹付けられている建物は、調査に対して回答のあった約22万7,000棟の7.0%にあたる1万5,991棟で、このうち1,150棟については対応を実施する予定となっています。また、9,226棟が指導により対応が行われました。

窓ガラスや外壁材、広告板の落下防止対策については、窓ガラスについて告示の基準に適合しない建築物が1,205棟(報告があった建築物の3.4%)、外壁材に落下の恐れがあるとされたものは1,254棟(同10.1%)、広告板の落下する恐れがある建築物が1,579棟(同3.0%)ありました。さらに、つり天井が技術指針と比較して問題があるとされた建築物は4,927棟(同25.6%)に上っています。

国土交通省では、建築物の所有者などに対して必要な指導を行うよう地方公共団体に要請するとしています。

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