2009年5月28日

検定協会だより 平成21年5月 第341号

巻頭のことば
消防防災技術を核にした安全安心社会の確立について思うこと

東京ドームで導入され、その後普及していった放水銃システムと、さらなる技術革新の可能性について。

天井にスプリンクラーを設けることができず面積も広大なドーム球場の初期消火設備として、およそ90メートルの放水距離と観客に危害を加えない程度の水圧を両立させるため、水と空気を混合する方法が採られたほか、複数の赤外線センサーを使った三角測量により正確に火点を探索するシステムが開発されました。

この技術をさらに発展させ、数キロメートルの範囲をカバーするものにすることで、大地震などに伴う火災の自動的な初期消火といったことが実現できる可能性というアイデアが示されています。

消防庁情報

小規模社会福祉施設に対応した消防用設備等について(その4)

小規模施設を中心に、防火対象物の用途について解説しています。

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火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令等の一部改正について

無線方式の自動火災報知設備についての技術上の基準を整備する改正省令についての解説です。

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規程等の改正

火災報知設備の感知器及び発信機等の検定細則の一部を改正する規程

無線方式の自動火災報知設備についての基準が定められたことから、関係する検定細則について改正が行われました。

住警器特集
市民の安全・安心が 確保されたまちづくり ~住宅用火災警報器の普及啓発活動~

堺市消防局による住宅用火災警報器の普及啓発の取り組みについて。堺市では火災予防条例により2011年(平成23年)5月31日までとなっている既存住宅への住宅用火災警報器設置義務化に向け、広報活動や防災関係団体による斡旋販売、共同購入の推進などを行っています。

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協会情報

第49回消防機器業務懇談会

全国消防機器協会傘下の各工業会と日本消防検定協会が参加した懇談会について。

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お知らせ

平成21年度一般公開を終えて

消防大学校消防研究センター、消防科学総合センターと合同で行った一般公開の模様。

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放水型ヘッド等スプリンクラ-設備の評価結果概要について

随想 消防防災に想う(第2回)
~防災用品のリサイクル・リユース(その2)~

防炎性能品を含む繊維製品のリサイクルとしての型枠用リサイクルボードと、豪雨対策としての透水性のある舗装などの使用推進について。

豆知識 昔話から危機管理を考える(その2)
~さかさ銀杏~

幾度もの大火に耐えたといわれ、太平洋戦争末期の東京大空襲にも生き延びた麻布山善福寺(東京都港区)境内の「逆さ銀杏」などを例に、火災に強い種類の木を防火樹として植えたり、害虫や動物を寄せ付けないために植物を活用してきた歴史を紹介し、現代社会でも植物の特性を生かしたまちづくりが必要かもしれないとしています。

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その他

本所の各部と大阪支所、虎ノ門事務所のメールアドレスが変更となっています。

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