2011年10月11日

誤使用で発火するポータブル充電器のテスト事例公表

国民生活センターは、ACアダプターを誤って接続したポータブル充電器の商品テスト結果を公表しました。

テストを行った製品は、内蔵のリチウムイオン充電池からUSBケーブルを使ってスマートフォンなどに電力を供給できるポータブル充電器で、本来このポータブル充電器を充電するための電源端子に接続するACアダプターを誤ってUSB端子に接続したところ発火した事故があり、国民生活センターで再現テストを行いました。

利用状況として申出のあった電源スイッチがオフの状態では発火などの現象は確認できませんでしたが、電源スイッチをオンにすると本体の温度が上昇し、5時間以上経過後に電池パックの膨張により本体が破損、大きく発火しました。

国民生活センターでは事故の原因について、ACアダプターの誤接続が直接の原因と考えられるとしています。また、付属するACアダプターの端子が誤接続可能な形状だったことや、取扱説明書が英文のみだったことも誤使用につながった可能性があるとしました。

なお、発火事故の起きた製品については、輸入販売元が回収・返金を行っています。

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