2011年10月17日

無線を使った情報伝送・共有、防災訓練で検証

情報通信研究機構(NICT)は、2011年(平成23年)10月29日に行われる「平成23年度東京都・小平市・西東京市・武蔵野市・小金井市合同総合防災訓練」で、地域分散無線ネットワーク「NerveNet(ナーブネット)」による安否確認や情報配信などの検証を行います。

NerveNetは、専用の基地局同士が無線で自動的に接続し、直接電波が届かない離れた基地局までの複数の経路をあらかじめ把握しておくことで、災害などのために一部の基地局が停止してもすぐに別の経路で通信を行うことができる無線ネットワークシステムです。また、それぞれの基地局でデータベースを保持し、基地局間で同期する機能もあるため、接続可能な基地局から必要な情報を得ることが可能です。

訓練では、NICTが開発したNerveNet基地局の実証機を会場となる都立小金井公園(東京都小金井市)内の9か所に、災害情報端末を避難所運営訓練会場と展示・体験・応急復旧訓練会場の2か所に設置します。参加者は専用のICカードやおサイフケータイ、IC免許証などを端末にタッチさせることで安否情報の確認・登録やメッセージ配信などの操作を体験することができます。

関連リンク

0 件のコメント: