2011年9月15日

島根県、松江堀川の治水計画3案に対する意見募集

島根県は、松江市の市街地を流れる松江堀川の治水計画を3案作成し、意見募集を行っています。

松江堀川は高度経済成長期以降に埋立が進んだため川幅の減少や排水路の消滅など浸水リスクが増大しました。また、浸水害対策が不十分なまま宅地開発や市街化が進み、山林や田畑の減少による保水や貯水、遊水機能の低下で河川の水量が増加、浸水被害が頻発しています。一方で、松江堀川の周辺地域は武家屋敷などの観光資源や繁華街、官公庁などがあり、松江堀川自体も遊覧船の運航で観光資源となっていることから、環境や景観、観光への配慮や市民との合意形成が不可欠として意見募集を実施することになりました。

計画案は、北田川下流部分の改修や既設の洪水調整池、ため池と県立松江北高校グラウンドの整備などを行う各計画案の共通部分と、上流の水田を遊水地とする1案、北田川中流区間を上流に合わせて拡幅する2案、四十間堀川から宍道湖までの地下排水路(末次放水路)を新設する3案となっています。

募集期間は2011年(平成23年)10月14日まで(必着)となっています。また、県河川課では治水計画案についての出前講座も行うとのことです。

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