2011年9月29日

災害対策の大ゾーン携帯電話基地局 名古屋と岐阜に登場

NTTドコモは、2011年(平成23年)9月28日に名古屋市と岐阜市で複数の基地局エリアをカバーする「大ゾーン基地局」を設置したと発表しました。

東日本大震災では広い範囲で基地局設備が被害を受けたり、長時間の停電により非常用電源のバッテリーが切れるなどして携帯電話を使えない状況が発生しました。このため、NTTドコモでは耐震性を確保し無停電化や伝送路の2ルート化などで信頼性を確保した、半径約7kmの複数基地局エリアをカバーする災害時専用の基地局の設置を進めています。

大ゾーン基地局は2011年中に全国約100か所に設置する予定で、優先的に対策を進めている東京の5か所と東海地方の10か所は2011年10月までに設置を完了するとのことです。

今回設置された基地局は2011年8月24日付で総務省東海総合通信局から免許を受けていたもので、これとは別に岐阜県と静岡県、愛知県に開設する大ゾーン基地局7局も9月14日付で免許となっています。

(ドコモの報道発表で書かれている「設置」は運用を開始したという趣旨なのでしょうが、無線局の免許手続きとしては予備免許→落成検査→免許の順となり、免許を受ける前の時点で無線設備が設置されているので少し違和感があります)

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