国土交通省は、ポンプなど消防用の構造を持つ消防車に対して「自動車NOx・PM法」猶予期間を再延長することを決めました。
自動車NOx・PM法により、現在の基準が施行された2002年(平成14年)4月以前に製造された自動車も法令で定められた特定期日後最初の車検までに基準を満たすよう改造するか車両を更新する必要があります。一方、東日本大震災の影響を受けて自動車生産がほぼ停止、新車の購入による代替が困難となったことを受けて2011年(平成23年)4月に特例的取扱が告示され、2011年9月30日までに車検を受ける自動車については現行基準を適用せずに使用を続けることが可能となりました。
復旧が進み自動車の生産は回復しましたが、ポンプなどの特殊な構造を備えた消防車は改造や架装に時間がかかるため新車の調達が間に合わず、消防業務に支障をきたす恐れがあります。このため「消防自動車のうちポンプ装置等の消防のために必要な特殊な構造又は装置を有するもの」について2012年(平成24年)3月31日まで猶予期間を再延長することになりました。
2011/09/29:環境省が実施したパブリックコメントの結果についてのリンクを追加しました。
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