2011年9月16日

バイオ燃料はエタノールと同じ泡消火設備 消防庁検討会

総務省消防庁は、バイオエタノールを混合したバイオ燃料に対応するには、泡水溶液量と泡放出率をエタノールと同等にすることが適当とした報告書を公表しました。

ガソリンや軽油などの危険物火災に対しては泡消火薬剤が使われますが、エタノールのような水溶性危険物では泡が消えて(消泡)消火性能が低下します。環境対策などのため普及が予想されるバイオガソリンはエタノールを3~10%含むため消泡による消火性能の低下が考えられることから、「泡消火設備の基準に関する検討会」を設置してバイオ燃料を貯蔵する屋外タンク貯蔵所の泡消火設備に求められる技術基準を検討してきました。

消火実験の結果などから、バイオ燃料を貯蔵する屋外タンク貯蔵所の固定泡消火設備にはエタノールと同じ泡水溶液量と泡放出率とすることが適当などとし、対応する規定を盛り込んだ泡消火設備の技術基準の素案を作成しました。

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