2011年9月30日

au携帯電話の電池パック回収、発煙などのおそれ

交換対象の電池パック使用機種と電池パックKDDIと沖縄セルラーは、au携帯電話3機種の電池パックに発熱や発煙、溶解などのおそれがあるとして、対策した電池パックとの交換を行います。

対象となるのはカシオ計算機製で2007年(平成15年)6月発売の「W52CA」と同8月発売の「EXILIMケータイ W53CA」、日立コンシューマエレクトロニクス製で2009年(平成17年)7月発売の「Mobile Hi-Vision CAM Wooo(HIY01)」用の電池パックで、これまでに約201万個が出荷されています。

電池パックに傷やへこみができるレベルの強い力がかかった場合に、電池パック内部のセパレータ(絶縁シート)が損傷、この状態で充放電を繰り返すなどにより電池パックが発熱、膨張するおそれれがあるとのことです。電池パックに傷やへこみなど外観の異常がない場合には発煙、溶解には至らないとしています。

現在対象機種を利用している契約者には書面で知らせたうえで、準備ができ次第対策品の電池パックを送付します。解約や機種変更した利用者にも書面で注意を呼び掛けます。また、電池パックに傷やへこみがある場合は直ちに使用を中止してお客様窓口へ連絡してほしいとしています。

これまでKDDIと沖縄セルラーには計8件の申告があったほか、2010年(平成22年)10月と2011年(平成23年)6月には充電中の携帯電話などを焼損する火災が起きています。

KDDIと沖縄セルラーでは、京セラ製「W42K」の電池パックにも発煙や破裂のおそれがあるとして交換を進めていますが、当初はすでに使われていないと判断していた、解約や機種変更した利用者から事故の申告があり、出荷した製品全てを対象に拡大しています。

2011/09/30:消費者庁による「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」へのリンクを追加しました。

関連リンク

0 件のコメント: