東日本大震災被災地の移動手段確保とユニバーサルデザインタクシーの普及を目指す実証事業で提供される車両の引渡式が開催されました。
国土交通省が2008年(平成20年)から進めてきたバリアフリー車両開発事業の成果をもとにバリアフリー対応の乗合タクシーとユニバーサルデザインタクシーが開発、発売されましたが、運行実績が少なく導入が進まないことが課題となっていました。このため、被災地への支援を兼ねて1年程度かけてバリアフリー車両の効果を確認する実証事業を行うことになりました。
バリアフリー対応乗合タクシーとしてトヨタ自動車の「ハイエース福祉タクシー仕様車」を岩手県陸前高田市と宮城県女川町に無償で提供、日産自動車のUDタクシー「NV200バネットタクシー」を岩手県と宮城県のタクシー会社10社に無償貸与します。
引渡式に合わせてUDタクシー・バリアフリー乗合タクシーの車両表示マークも発表されました。
関連リンク
- 報道発表資料:「被災地における新たなバリアフリー車両の活用・実証事業」車両引渡式の実施及びユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)等の表示マークの選定について(国土交通省)
- 報道発表資料:ユニバーサルデザインタクシー・乗合タクシーの車両表示マークが決まりました!(国土交通省)
- 被災地における新たなバリアフリー車両の活用・実証事業(国土交通省)
- 地域のニーズに応じたバス・タクシーに係るバリアフリー車両の開発(国土交通省)
- 国土交通省の「被災地におけるバリアフリー車両活用・実証事業」に対し、福祉車両を無償提供(トヨタ自動車)
- 日産自動車、「NV200バネットタクシー」10台を被災地での公共交通手段として提供(日産自動車)
- 福祉タクシー、被災地に提供 トヨタと日産(河北新報)
- 東日本大震災の被災地にバリアフリー車両を引渡し…トヨタ、日産(レスポンス)
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