日本損害保険協会は、『日本の損害保険 ファクトブック2011』を発行しました。損害保険の概況や損保協会の活動のほか、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災への対応についてもまとめられています。
損害保険業界では、東日本大震災の発災当日に史上初めてとなる「大規模地震損害処理体制」の実施を決定し、損保協会が「地震保険中央対策本部」や「現地対策本部」を設置して対応したほか、会員各社に対して他社との契約であったり契約会社が分からない場合の問い合わせや相談にも適切に対応するよう徹底するなどの取り組みを行いました。また、衛星・航空写真による全損地域の一括認定や手続の簡素化、弾力的な運用などにより迅速な保険金支払いを図っています。
震災以前からの取り組みについても、「全国交通事故多発交差点マップ」のホームページでの公開や自動車事故の実態や提言をまとめた「自動車保険データに見る交通事故の実態」作成などの交通安全対策、「ぼうさい探検隊」の実施や全国統一防火標語の募集といった防災対策について紹介されています。
『ファクトブック2011』は損保協会ホームページに掲載されているほか、26,000部を印刷して自治体の消費者担当部署や消費生活センターなどに配布します。冊子は1部105円(税込、送料別)で頒布も行います。
関連リンク
- 損保業界の「今」が分かる1冊 ~主要指標データや資料を満載してリニューアル~ 「日本の損害保険 ファクトブック2011」を作成(日本損害保険協会)
- このたびの地震により被災された皆様へ(日本損害保険協会。東日本大震災を受けた対応について掲載)
- 防災・防犯・交通安全(日本損害保険協会)
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