パソコンが原因で重傷を負う事故の件数は、家庭向けのパソコン出荷台数の伸びの2倍を超える勢いで増加しているなどとする論文が、アメリカの医学誌「American Journal of Preventive Medicine(米予防医学ジャーナル)」に掲載されました。
オハイオ州のネイションワイド小児病院研究所が、NEISS(National Electronic Injury Surveillance System: 全米電算機危害監視システム)に集められた1994年(平成6年)から2006年(平成18年)までのデータを分析して明らかにしました。この期間中、家庭向けのパソコン出荷台数は309%増加したのに対して、パソコンに関連した重傷例は732%と出荷台数の伸びを大きく上回る勢いで増えています。事故の9割以上は家庭で発生しており、4歳以下の子供や60歳以上の高齢者がつまづいたり、機器が落下したりしてけがをする例が多くなっています。9歳以下の子供では頭部を負傷する割合が最も高く、4歳以下になると約76%に達しました。
関連リンク
- American Journal of Preventive Medicine : Acute Computer-Related Injuries Treated in U.S. Emergency Departments, 1994-2006(ScienceDirect。英語)
- パソコンによる負傷が急増、子どもは要注意 米病院調査(AFP)
(AFPは「以下」と「未満」の区別くらいきちんとつけてください。fallingは「転ぶ」ではなくて「(機器が)転落する・落下する」のような気がしますが、ちょっと自信がない)
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