兵庫県は、県消防広域化推進計画を決定しました。また、これに先立って行われた計画案への県民意見提出手続(パブリックコメント)の意見概要と意見に対する県の考え方も公表しています。
兵庫県内には現在30の消防本部があり、そのうち6割に当たる18本部は管轄人口が10万人未満の小規模消防本部となっています。また、「消防力の整備指針」の基準に対する人員充足率が低く、救急や救助、予防などの専任化があまり図られていません。
一方、広域化に向けた市町村の取り組みについては、地理的条件や消防力の格差、市町合併による広域化や単独本部化から時間が経過していないなどの理由から、検討や協議が進んでいない市町が多くなっています。このため、計画で対象とするのは、すでに合意形成や協議が進められている宝塚市、川西市、猪名川町の組み合わせと、西脇市、多可町、三木市、小野市、加西市、加東市の組み合わせとしました。そのほかの地域については、県民局の地域や生活圏、消防本部の規模、指令業務共同化への取り組みなども考慮してさらに検討するとしています。
関連リンク
- 兵庫県消防広域化推進計画案に係る県民意見提出手続(パブリックコメント)の実施結果について(兵庫県)
- 市町村の消防の広域化―強くなる地域の消防力― [PDF](総務省消防庁)
- 平成18年7月12日付け消防消第104号 市町村の消防の広域化の推進について(通知) [PDF](総務省消防庁)
- 報道資料 消防広域化推進本部の設置 [PDF](総務省消防庁)
- 市町村の消防の広域化に関する基本指針(総務省消防庁)
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