カーナビゲーションシステムや自動車のメーカーなどで作る「iフォーマットフォーラム」は、屋外を移動中でも迅速に防災情報を提供できる手法を開発するため、研究会を設置しました。
徒歩や自動車などで屋外を移動している最中は、情報の入手や伝達の手段が限られるため、危険を避けるための情報を適切なタイミングで入手することが難しくなっています。また、マスメディアなどによる、広域的な災害に関する情報の伝達については整備が進んでいる一方で、ゲリラ豪雨のような狭い範囲に影響する事象などの情報を、情報が必要とされる局所的なエリアに提供するための仕組みは少なく、そのような情報の流通に関する仕組みの確立や標準化が求められます。iフォーマットフォーラムでは、携帯電話やカーナビゲーションなどのモバイル端末に着目して、情報の提供手法や効果の検討を行うことになりました。
研究会では、行政や民間企業が提供している災害、防災情報から利用者に必要な情報を整理し、情報の収集や地図データと組み合わせた解析、情報提供の手法などについて研究を行い、2009年度(平成21年度)中の基本仕様公開を目指しています。
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