2009年6月23日

災害気象情報を自動で電話通報、杉並区が災害時要援護者向けに

東京都杉並区は、災害時要援護者向けに大雨や洪水警報が発表されたときなどに、自動で電話をかけて情報を知らせるサービスを2009年(平成21年)6月22日から始めました。

提供する情報は大雨警報と洪水警報の発表、杉並区内の河川が警戒推移や溢水(いっすい)水位を超えたとき、雨量が基準値を超えたときのほか、防災上重要な緊急のお知らせで、情報を自動的に音声へ変換し、利用者に電話をかけて知らせます。サービスを利用できるのは杉並区内に在住、在勤、在学でパソコンや携帯電話の電子メールを利用することが難しい方となっています。なお、警報の解除や地震の情報は送られず、気象状況によっては深夜でも連続して電話がかかる場合があるとのことで、杉並区ではサービスの必要性についてよく検討することや、電子メールが利用できる方はメール配信サービスを利用することを薦めています。

このサービスは、日本気象協会が民間企業の協力を得て開発、運用している汎用システムを利用することで、区や利用者が設備や機器を用意する必要がなくなっています。災害気象情報を音声変換し、汎用プラットフォームで個別サービスを提供するのは全国で初めてとのことです。

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